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K.Mさん

さん

graduate

前橋工科大学 建築・都市・環境工学群

更新日:2025年10月20日

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—本日はよろしくお願いします!ご経歴も含めて簡単な自己紹介をお願いします。


K.Mといいます。出身は前橋工科大学で、土木を専攻してました。もともと都市開発に興味があって、“人や交通の動線をつくれたら面白そうだな”って思ったのが進学の理由のひとつです。

あと、ちょっと現実的な理由もあって。自分は4人兄弟の一番下なんですけど、上の兄弟の進学にお金が掛かるので親にはあまり負担をかけたくない気持ちがありました。そこで国公立大学を目指していた、かつ、関東圏に行きたい気持ちがあったので前橋工科大学に進学しました。さらに言えば、社会とか古文・漢文みたいな暗記系がすごく苦手で…。だからそういう科目を避けられる前橋工科大学は自分にとってちょうどいい場所だったんですよね。

ただ、現在は大学の専門とは全然違う分野で働いていて、IT系の仕事をしています。金融関係のシステムに関わっていて、開発のサポートやテスト、運用を担当してます。土木からITって結構ギャップがあると思うんですけど、そのあたりは後ほどお話できたらなと思います。


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—学生の頃について質問させてください。どんな大学生活を過ごしていましたか?



大学生活は…もう正直、バイト中心でしたね。もちろん勉強もしなきゃいけないんですけど、ある程度自由ができたから遊んでばっかりでした。ゲームも好きだし、友達にも恵まれて、うちが大学の近くにあったから自然とたまり場みたいになっちゃって。鍵を開けっぱなしにしてバイト行くと、帰ってきても誰かがいる、みたいな笑。そういうのはめっちゃ楽しかったですね。

バイトはチェーン店の居酒屋でずっとホールをやってました。キッチンもやることはあったんですけど、自分は左利きで包丁が合わなくて…。それもあってホール一筋。もともと人と話すのは好きだったので、接客の仕事は楽しかったです。

稼いだお金は旅行とか飲み会に使ってましたね。物欲はそんなに強くなくて、どっちかっていうと経験に使うタイプでした。印象に残ってるのは、飲み会の流れで『明日仙台行こうぜ!』となって、そのまま寝ないで弾丸旅行に行ったこと。無計画すぎますが、一番面白かった思い出です。今は絶対できない体力勝負ですけどね笑。

ただ、楽しかった反面…単位は結構落としてました。結果的に留年もしてるんですよ。そのあたりは、後々話す“大きな挫折”のところに繋がっていきますね。



—次にお仕事についての質問に移ります。今の企業ではたらくきっかけはなんですか?また、実際に現在の会社で働いてみてどうですか?



最初は全然違う業界にいたんですよ。大学で土木を専攻してたので、そのまま建設業界で営業をやってみたんですけど……半年で辞めました。理由はシンプルで、“全然おもんなかった”んですよね笑。営業に必須の根回しとか、裏のやり取りとか、そういうのが性に合わなくて。

で、『じゃあ、次何しよう?』って考えたときに、自分は意外とExcelで表を作ったり、Wordで営業資料を作ったりするのが好きだなって気づいたんです。あと、家が好きなので、在宅で仕事ができたら最高だと思っていました。

群馬に残った理由は、単純に大学からのつながりや友達も多かったし、離れる気がなかったからです。転職活動をする中で「キャリコ」というベンチャー企業を見つけて、『若い会社に若いうちに入っとけば意見も言いやすいし、面白そうだな』と直感で決めました。

実際に入ってみてどうかっていうと、前職と比べて働きやすい。もちろんまだ整備されてない部分もあるけど、意見は通しやすいし、自分には合ってるなって思いますね。満足してますよ、割と。



—学生の頃や社会人になってからのターニングポイントや挫折経験を教えてください。

一番大きかったのは転職ですね。大学では土木を専攻して、そのまま建設業界に入ったんですけど…正直、自分には全然合わなかったんですよ。半年くらいで「これは違うな」と気付き、思い切って辞めました。で、全然違うITのベンチャーに飛び込んだんですけど、それが今につながってますね。
  やっぱりやってみないと合うかどうかなんて分からないじゃないですか。だから、ちょっとでも興味があったら、ノリでいいから飛び込んでみる。そういう一歩が、自分のターニングポイントになったと思います。


挫折経験は留年したことですかね。仲間がどんどん進級していくのを横で見てるのは、ほんときつかったですね。親に言うのも嫌だったし、周りと歩調がズレるのが怖かった。
 結局二年遅れて卒業したんですけど、あのときは落ち込みましたが、今となっては自分の糧になっています。「むしろこの経験を武器にしてやろう」という気持ちに変わりました。



—今後挑戦したいことはありますか?

今の会社は若いから、若いうちから色んなこと任せてもらえるんですよ。社長に直談判して、やりたいことに挑戦できる環境はめちゃくちゃありがたいです。
 だからこれからは、自分のためだけじゃなくて、会社とか地域に還元していきたいですね。群馬に根ざして面白いことを仕掛けていきたいなって思ってます。



—これから社会に出る学生にアドバイスをお願いします。


大学4年生になって卒論とか就活をしてるとき、「あ、学生ってもう終わるんだ」ってぼんやり思ったんですよね。社会に出るのってドキドキするし、不安もあると思うんですけど、そんなに身構えなくて大丈夫です。現に、友達ともゲームでつながっているし、自分は大学時代とあんまりスタイルは変わっていません。学生と社会人で大きく変わったことと言えば、平日と休日の境目がはっきりしたくらいです。

ただ、社会人ってほんと飽きるんですよ。同じことの繰り返しだと飽きるんで、自分で「これ面白いな」と思えることをちょっとずつ見つけて、違うことをやっていくのが大事かなって思います。ぼんやりでも「何をしたいか」を考えておいた方が、飽きずに社会人を続けられると思います!




ー将来の自分へ一言メッセージをお願いします。


将来の自分に言いたいのは「ちゃんとスキルを形に残せよ」ってことですね。自分は勉強嫌いで、机に向かうのが苦手なんですけど、いつまでもそうは言ってられないなと。資格でもいいし、何かできることを一つでも身につけておかないと、客先に行ったときに「何ができるの?」ってなっちゃいますよね。

だから、今でも将来でも、自分の強みをちゃんと形にしておく。それが次につながると思ってます。

ありがとうございました!



インタビューを終えて


K.Mさんを取材させていただいて一番に感じたことは、すごく前向きでご自身の強みやビジョンを明確に持っているということでした。そのため『「何をしたいか」を考えておいた方がいいよ』というアドバイスは、大切にしていきたい金言として受け取りました。

残りの学生生活や、社会人になった後で壁にぶつかった際は、今回のインタビューを思い出して乗り越えていきたいと思いました!



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まつくん

高崎経済大学地域政策学部所属。就活や大学生活で「やって良かったこと」「やらずに後悔したこと」を記事を通して発信しています!
野球と音楽とラジオ、そして群馬県をこよなく愛する群馬県民です!

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