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“はたちのつどい”って何?

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更新日:2025年08月21日

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振袖やスーツに身を包んだ若者たちが、和気あいあいと集まる「はたちのつどい」。

成人年齢が18歳に引き下げられた今でも、20歳を迎える節目を祝うこのイベントは、多くの人にとって特別な日になるでしょう。旧友との再会、家族への感謝など、様々な感情が入り混じった人生一度きりの”はたち”を最高の思い出にするために、役に立つ情報を提供していきたいと思います!

この記事は、前橋市はたちのつどい企画運営委員である私が、実際に会場に足を運んだ運営の方々の意見や参加者の声をまとめました!私は、大学で地域社会学を学んでいて、こうした地域の行事に前から興味がありました。同じはたちとして、少しでもリアルに伝えられれば嬉しいです!

振袖やスーツで再会の笑顔~式典当日の様子~

式典が始まる前、久々の旧友との再会を喜び合う姿が多く見られました。高校を卒業して以来、それぞれの道を進んでいる仲間たちが、近況報告をしているようでした。スマートフォンを使って記念撮影をしたり、仲間と談笑している姿が多く見られ、終始会場は穏やかな雰囲気に包まれていました。
懐かしい教師の姿を見つけると、多くの卒業生が駆け寄り感謝の言葉を伝えたり、在学中の思い出話にふける様子が見られました。「先生、お久しぶりです。」「文化祭、非常に楽しかったですね!」というような声が聞こえ、先生方も生徒との会話を楽しんでいるようでした。

「もう大人」それぞれの思い~参加者たちの声~

式典後、久しぶりの再会に喜ぶ声や、未来への決意など参加者から様々な声が届きました。

「高校の時は子供だと思ってたけど、みんな大人になってて驚きました!」と笑顔で話すTさん。「会うまでは不安もあったけれど、みんな頑張っていることを知り、私も頑張ろうと思えました。」と友人との再会に刺激を受けたようです。一方で、地元に就職したYさんは「社会人になってから、学生の時には気づかなかった先生方の苦労が分かりました。心から感謝しています。」と成人を迎え、大人になったからこその視点で恩師への思いを語ってくれました。

成人は18歳、それでも祝う20歳~式典の意味とは~

2022年4月1日より、民法の改正によって成人年齢が18歳に引き下げられました。しかし、多くの自治体では、引き続き20歳を対象とした記念式典が開催されており、その名称を「はたちのつどい」とすることも増えています。これは一体なぜなのでしょうか。

日本では古くから20歳を大人の節目を祝う文化があります。民法改正後も、飲酒や喫煙、公営競技への参加は20歳からです。これは、これらが心身に与える影響などを考慮したものであり、つまり20歳は法的に全ての行為が許される「真の大人」となる年齢と位置づけられています。

はたちのつどいは、この「真の大人」になる節目を祝い、若者が社会の一員としての自覚と責任について再認識する大切な機会です。18歳で成人となっても、進学や就職で大変忙しい時期であり、20歳の方が落ち着いて自分の将来について考えられるとも言えます。

また、この式典は、旧友との再会や地域社会との繋がりを再認識する場でもあります。地域が若者の成長を祝い、社会に送り出すことによって、若者は地元への愛着を深めます。

このように、法的な成人年齢が18歳となっても、「はたちのつどい」は、伝統の継承、全ての制限が解除される「真の大人」としての自覚、そして地域との絆を深める重要な意味を持ち続けています。

この記事を書いた人 ✏️

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とむ

群馬大学情報学部2年です!
趣味: サッカー、テニス、スノーボード、旅行

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